Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans
じっと据えつけた眼の前に、封じ薬が置いてある。
「何の偽わり……南蛮渡来……だろうと妾は思うのさ! 珍らしい薬は一切合切、南蛮渡来へ持ってきますからねえ。……ああ眠剤には相違ありませんよ」
「そうか」と幹之介考えた。「俺は幸い近習役、手文庫のありかも知っている。……薬草道人やモカの類、城へ入り込んで無礼講、表も奥も乱痴気騒ぎ、ドサクサ紛れに大奥へ入り、ご常用の湯釜へ投げ込んだら……中納言様にはご熟睡、そこを忍んでお手もと金! 盗もうと思えば盗めるなあ。……やろう!」
とばかり度胸を決めた。つと手を延ばすと封じ薬、グッとひっ掴んだものである。
「それでこそ男! お侍さん! ああさ妾の可愛い人さ!」
「八重梅!」と呻くと飛びかかった。
そいつを八重梅抱きしめた時、縁にあたって人の気勢!
露路の細道駒下駄で
縁にあたって人の気勢!「おや!」と思った荻野八重梅、スラリとばかり立ち上がり、障子をあけて覗いて見た。縁が鉤手に曲がっているその曲がり角を男の姿、急いで行くのが見て取れたが、背後姿でわからない。「気になるねえ」と呟いたが、そのままピッシャリ障子を締め、また坐ったは幹之介の前。