Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans
「へえ、お詫び! 真っ平ご免」あやまったが挨拶がない。手で探ると縁のふち。「ごもっともさも、叱られなかった筈だ。むやみと叱るのは人間で、叱らねえのは……何んだろうかなあ。……お宮と見える、一休み、ドッコイショ」と腰かけた。首をうなだれ、溜息を一つ、ぼんやりとして考え込んだ時、
「盲人盲人、どうしたな」こういう声が聞こえて来た。他ならぬ志水幹之介である。聞き覚えのある河東節、懐かしんでつけて来たのである。薪十郎と並んで腰かけた。
それから交わされた二人の会話――
「へえ、どなた様でございますな」
「ああわしか、通りかかりの者だ」
「へえへえさようでございましたか」
「尾羽打ち枯らした浪人だよ」
「ああお侍様でございましたか」
「富士見原からつけて来たものだ」
「ヒッ」と云うと飛び上がった。「ク、首ですね! 首のご用!」
「ハッハハ」と幹之介、さびしく笑ったものである。「朝っぱらから切り取りをする! 今の俺にはそんな度胸はないよ」
「へえ、有難う存じます」ふたたび縁へ腰かけたが、「お侍様へ、お聞きいたします、あの只今は朝っぱらなので?」
「ああそうだよ」初冬の朝だ。
「ふうむ」