Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

Lisez 任侠二刀流 (にんきょうにとうりゅう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 224 569 caractères · 451 écrans

Aozora Bunko

「待て待て!」とにわかに伊集院、後へ引きながら声をかけた。「もう大丈夫! すててお置きなされ!」

その時火光を背景にして、一団の人数が丸く塊まり、空地をこちらへ走って来た。

「伊集院さん、遅くなったよ!」

そこから女の声がした。烏組の副将お竹である。

山影宗三郎の前二間、その辺まで来るとその一団、不意に止まって左右へ開いた。真ん中に置かれたはトヤ駕籠である。

「宗三郎さん、さあおはいり!」

お竹の声が響き渡った。つづいて駕籠の戸の開く音がした。

(これで勝負は片付いた)宗三郎の体のように、駕籠の中へ飛び込んでしまったのである。

駕籠の戸が閉ざされ駕籠が上がり、舁ぎ出されようとしたそのおりから、もう一挺のトヤ駕籠が、大勢の者に守られて、城を巡って現われた。

「うまく行ったか?」と伊集院。

「萩原仁右衛門、取って押さえました」その一団から声がした。

「さあそれでは急いで海へ!」

二挺のトヤ駕籠を真ん丸に包み、伊集院の一団走り出したが、この頃七ツ寺の火事場を遁がれ、浅間の社地の方角へ、走って行く三人の女があった。八重梅と浜路とお仙である。

おびき出された浜路とお仙

七ツ寺の火事を後にして、八重梅、浜路、お仙の三人、浅間の社地の方へ走って行く。