Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

Lisez 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 306 118 caractères · 613 écrans

Aozora Bunko

――その骨柄や眼ざしが、一くせある者と見えたので、番の武者たちは、気押されて、

「狼藉いたすかっ」

と、威圧した。

「いや、狼藉はしません!」

騒然と、ふた言三言、それから双方で烈しく云い争っていた。――折ふし、門のうちを通りかけた土肥次郎実平は、何事かと、外へ出て来てみると、この体なので、

「鎮れ。鎮らぬか」

と、引わけて、さて、一方に毅然として佇んでいる小がらな冠者に眼をとめた。

「おん身は、誰か」

と、彼も不審そうな顔して、その前へ寄った。

三

土肥次郎実平は背が高い。

小づくりな義経は、上から見下ろされた姿であった。

「…………」

義経は、答える代りに、眼を以て、自分より高いところに在る彼の眼を見つめていた。

実平は、もう一遍、同じことを訊ねた。

「鎌倉殿へお目通りしたいという事だが、あなたは一体、どこの何者だ」

すると、義経は、

「そういうお前は?」

と、訊ね返した。

番の武者には至極ていねいで腰低かったが、実平に対してから彼の態度はまるでちがっていた。

たたみかけて、

「兄の家臣であろうが、姓は何という? 人の氏素姓を糺しながらわが名も告げないのは、礼儀に欠けているではないか」