Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
Lisez 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 306 118 caractères · 613 écrans
平家をうち亡ぼして、父義朝をはじめ亡き源家の人々のうらみを雪いで下さらぬか。また、一鎌倉の繁栄や祭り事などさし措いて、旗挙げの初めにひろく云い触らされたように、この国土全体の為に、旗を中原にすすめ、民みなが望んでいる新しい世態をお築きにならないのか。……それを思い、それを憂いたりなどしながら、兄や嫂の近頃のお生活方だの、御家人どもが争って、宏壮な居館を建てたり、飲んだり遊び明したり、私闘に日を暮したりしている有様をながめると、わしの心は楽しまぬ。怏々と胸が鬱いでくる。――為に、つい兄へも嫂へも、ここ半年余り、嫌な顔しかお見せしないようであった」
「仰っしゃった事がございますか。鎌倉殿へ直々に」
「そういうお話をする折はない。昼は昼で、公務にお忙しいし、夜は夜で」
「御台所の政子様におひかれでございましょうな」
うっかり吉次が口を辷らすと、義経はいやな顔して口をつぐんだ。
――と、いうのは、つい先頃のこと、頼朝がまだ配所にいた時分、側近くおいていた亀の前という女性を、その後、家臣の某の家へそっと隠しておいた事を、政子の母、牧の方が知ってしまった。
牧の方は、娘可愛さに、ついそれを政子の耳へ入れたので、ふたりの愛には、当然、大きな亀裂がはいった。