Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
Lisez 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 306 118 caractères · 613 écrans
「何たる不覚を」
と今さら、自分たちの不用意に気づいたり、天をうらむが如く呟いてみたが、何もかも後のまつりである。
そこで、この上はと、畏れ多くも建礼門院が手に、まだお幼い主上を抱きまいらせて、ご同輿の出御を仰ぎ、内大臣宗盛父子や平大納言時忠など、重なる人々は衣冠、そのほか、武臣はもとより、公卿殿上人から端仕えの人々まで、すべて、弓矢甲冑を帯し、きょう卯の刻、七条朱雀を西へお供申して行ったのであった。
その後は。
平家は、平家自身の栄華の寝床を各※(二の字点、1-2-22)の手で焼きはらって、立ち退くだけとなっていた。
四
――こういえば平家の退却は、予定のもとに、秩序整然と行われたようにもあるが、それは御幸のあった時刻の前後だけでいよいよ残る一門が、各※(二の字点、1-2-22)の第宅に火を放って、
「それ、お後をしたえ」
と、わが身わが身の始末と、取り残されまいとする先を争う最後になると、
「これが、きのうまで、わが世の春を誇っていた貴顕か」
「これが、きのうまでの都か」
と、怪しまれるばかり、浅ましい喧騒と混雑が、火焔と煙のちまたに描きだされた。
「落ちゆく先とて定かでない。