Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

Lisez 源頼朝 (みなもとよりとも) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 306 118 caractères · 613 écrans

Aozora Bunko

決死の渡河を行って来た敵を見ながら、前線に射手をならべて、矢ばかり射ていたのも不覚の一つであった。

それに反して、義経の兵は、人馬共、濡れねずみのまま、

「息をつかすな」

とばかり追撃また追撃して――一部は木幡から醍醐路へと追いまくし京の阿弥陀ヶ峰の東に出で、また他の一部隊は、小野から勧修寺を追いかけて七条へ突入した。

深草や伏見辺へ、少数で迷い出た兵もある。何しても、逃げる敵は道を選ばないので、急追した義経のほうも、八方へ分裂して、京都へはいった。

宇治川の敗報を知ると、義仲は、

「すわ」

と、今さらのようにあわて出した。彼の面上には、すさまじい自暴自棄のいろが漲っていた。

その血相をもって、彼は、院の御所へ駈けつけ、法皇に対し奉って臨幸を強請していた。けれど法皇には、お肯き入れがない。とやかく立ち騒いでいるうちに、

「はや、敵の先鋒が、六条河原のあたりまで来ています」

との声に、

「これまで」

と、義仲は大きく喚いて、手勢わずか四、五百騎ばかりで、河原へ向って行った。

そこで散々に敗れた彼は、粟田口から近江へ落ちて行った。瀬田の自軍と合流する考えであった。