Classici giapponesi con furigana
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Leggi 丹下左膳 (たんげさぜん) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 196.229 caratteri · 389 schermate
なんといっても黙っていたのが、しばらくして、たったひとこと。
「おじちゃん、お爺ちゃんは、あの雲の下にいるの?」
とききました。
石金はびっくりして、
「え? 作爺さんかえ、オオオオ、かわいそうにナア。お美夜ちゃんはそうやって、作爺さんのあとばかりしたっているのだなア」
「ねえ、おじちゃん、あの赤い雲の下が、日光というところなの?」
「ウウン、日光はナ、もっとずっと北のほうだよ」
と石金は手をあげて、暗く沈みかけている北の空を指さしながらひとり言。
「なるほどなア、産みの親より育ての親というくれえのもんだ。おふくろだというあのお蓮さんが急にけえってきて、木に竹ついだようにチヤホヤしてみたところで、お前はやっぱり、生まれ落ちるとから面倒を見てくれたあの作爺さんのことが、忘れられねえのだろう。無理もねえ、無理もねえ……」
二
フと、うしろにすすり泣きの声がする……ので、石金、ぎょっとして振り返ってみると!
チョビ安です。いつのまにここへ来たのか、真岡のゆかたの腕まくりをして、豆紋りの手拭をギュッとわしづかみにした小さなチョビ安が、お美夜ちゃんと石金のすぐうしろの、用水桶のかげに立って、