후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
五
月末には早い処では掃き立てる。蚕室を有つ家は少いが、何様な家でも少くも一二枚飼わぬ家はない。筍の出さかりで、孟宗藪を有つ家は、朝々早起きが楽だ。肥料もかゝるが、一反八十円から百円にもなるので、雑木山は追々孟宗藪に化けて行く。
五
五月だ。来月の忙さを見越して、村でも此月ばかりは陽暦で行く。大麦も小麦も見渡す限り穂になって、緑の畑は夜の白々と明ける様に、総々とした白い穂波を漂わす。其が朝露を帯びる時、夕日に栄えて白金色に光る時、人は雲雀と歌声を競いたくなる。五日は餅の節句だ。目もさむる若葉の緑から、黒い赤い紙の鯉がぬうと出てほら/\跳って居る。五月五日は府中大国魂神社所謂六所様の御祭礼。新しい紺の腹掛、紺股引、下ろし立てのはだし足袋、切り立ての手拭を顋の下でチョッキリ結びの若い衆が、爺をせびった小使の三円五円腹掛に捻込んで、四尺もある手製の杉の撥を担いで、勇んで府中に出かける。六所様には径六尺の上もある大太鼓が一個、中太鼓が幾個かある。若い逞しい両腕が、撥と名づくる棍棒で力任せに打つ音は、四里を隔てゝ鼕々と遠雷の如く響くのである。府中の祭とし云えば、昔から阪東男の元気任せに微塵になる程御神輿の衝撞あい、太鼓の撥のたゝき合、十二時を合図に燈明と云う燈明を消して、真闇の中に人死が出来たり処女が女になったり、乱暴