후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
腫物
一
叔父の彼は異な気もちになった。彼ははじめてかすかな Remorse を感じた。
墓地は一方大川に面し、一方は其大川の分流に接して居た。甥は其分流近く葬られた。甥が死んで二三年、小学校に通う様になった叔父は、ある夏の日ざかりに、二三の友達と其小川に泳いだ。自分の甥の墓があると誇り貌に告げて、彼は友達を引張って、甥の墓に詣った。而して其小さな墓石の前に、真裸の友達とかわる/″\跪いて、凋れた月見草の花を折って、墓前の砂に插した。
彼は今月見草の花に幼き昔を夢の様に見て居る。
腫物
一
人声が賑やかなので、往って見ると、久さんの家は何時の間にか解き崩されて、煤けた梁や虫喰った柱、黒光りする大黒柱、屋根裏の煤竹、それ/″\類を分って積まれてある。近所近在の人々が大勢寄ってたかって居る。件の古家を買った人が、崩す其まゝ古材木を競売するので、其れを買いがてら見がてら寄り集うて居るのである。一方では、まだ崩し残りの壁など崩して居る。時々壁土が撞と落ちて、ぱっと汚ない煙をあげる。汚ないながらも可なり大きかった家が取り崩され、庭木や境の樫木は売られて切られたり掘られたりして、其処らじゅう明るくガランとして居る。