후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
二
二
何から申しましょうか。書く事があまり多い。最初先生の不可思議な遽かの家出を聞いた時、私は直ぐ先生の終が差迫って来た事を知りました。それで先生の訃に接した時も、少しも驚きませんでした。勿論先生を愛する者にとっては、先生の最期は苦しい最期でした。何故先生は愛妻愛子愛女の心尽しの介抱の中に、其一片と雖も先生を吾有と主張し要求し得ぬものはない切っても切れぬ周囲の中に、穏に死なれる事が何故出来なかったでしょうか? 何故其生の晩景になって、あわれなひとり者の死に様をする為に其温かな巣からさまよい出られねばならなかったのでしょうか? 世故を経尽し人事を知り尽した先生が、何故其老年に際し、否墓に片脚下しかけて、釈迦牟尼の其生の初に為られた処をされねばならなかったか? 世間は誰しも斯く驚き怪みました。不相変主我的だと非難した者も少なくありませんでした。一風変った天才の気まぐれと笑ったのは、まだよい方かも知れません。先生もつらかったでしょう。然し夫人、悲痛の重荷は偏にあなたの肩上に落ちました。あなたの経歴された処は、思うも恐ろしい。長い長い生涯の間、先生と棲んで先生を愛されたあなたが、此世の旅の夕蔭に、見棄てゝしまわれた様な姿になられようとは! 而してトルストイの邪魔物は此であると云った様に白昼世界の眼の前に曝しものに