일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면

아오조라 문고

透視

世良田君なんどは稀有の例である。

東京に出て相応に暮らして行く者もあるが、春秋の彼岸や盆に墓参に来る人の数は少なく、余の直ぐ隣の墓地でも最早無縁になった墓が少からずあるのを見ると、故郷はなれた彼等の運命が思いやられぬでもない。「家鴨馴知灘勢急、相喚相呼不離湾」何処ぞへ往ってしまいたいと口癖の様に云う二番目息子の稲公を、阿母が懸念するのも無理は無い。

(明治四十四年 十二月五日)

透視

非常の霜、地皮が全く霜やけして了うた。

午の前後はまた無闇と暖だ。凩も黙り、時雨も眠り、乾いて反りかえった落葉は、木の下に夢みて居る。烏が啼いたあとに、隣の鶏が鳴き、雀が去ったあとの楓の枝に、鷦鷯がとまる。静かにさす午後の日に白く光って小虫が飛ぶ。蜘糸の断片が日光の道を見せて閃めく。甲州の山は小春の空にうっとりと霞んで居る。

落ちついて、はっきりして、寂しい中に暖か味があって、温かい中に寂し味があって、十二月は本当に好い月である。

日曜だが、来客もなくて静なことだ。主と妻と女児と、日あたりの好い母屋の南縁で、日なたぼっこをして遊ぶ。白茶天鵞絨の様に光る芝生では、犬のデカとピンと其子のタロウ、カメが遊んで居る。