후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
十
だから自分は米国渡航を賛成したのであった。自分は考えた、彼女が二三年も米国に揉まれると、実にエライ女になって来る。然るに今Fさんの言を聞けば、彼女は短かい期間であったが立派に其人格を完成することが出来た。だから死んだのである」と云うた。
外川先生の祈祷で式は終えた。一同記念の撮影をして、それから遺髪と遺骨を岩倉家の菩提寺の妙楽寺に送った。寺は小山の中腹にある。本堂の背後、一段高い墓地の大きな海棠の下に、
岩倉馨子之墓
と云う小さな墓標が立てられた。
*
葛城は其後間もなく独逸に渡った。
千九百十年 六月十八日
ニューヨーク
本日午後三時当地出帆。
三年苦戦健闘のアメリカを去らんとして感慨強し。闘争は一個微弱なる一少年を化して、兎も角も男を作り候。
馨子を煙とせし北米の空、ふり仰いで涙煙の如く胸を襲う。
勝郎
十
生きて居る者は、苦まねばならぬ。死んだお馨さんは、霊になって猶働きつゝあるのだ。
「お馨さんの梅」は、木の生くる限り春毎に咲くであろう。短く此生に生きたお馨さんは、永久に霊に活きて働くであろう。
関寛翁
一
明治四十一年四月二日の昼過ぎ、妙な爺さんが訪ねて来た。