후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
生死
一昨日母者の葬式をして沈んだ顔の仁左衛門さんも来て居る。余は高井戸の通りで失敬して、径路から帰った。ふりかえって見ると、甲州街道の木立に見え隠れして、旗影と少年音楽隊の曲が次第に東へ進んで行く。
今日は何処も入営者の出発で、船橋の方でも、万歳の声が夕日の空にって居た。
(明治四十四年 十一月三十日)
*
辰爺さんが酔うて昨日の礼に饂飩を持て来た。うっかりして居たが、吾家は組内だから昨日も何角の手伝に行かねばならなかったのであった。
爺さんは泣声して、
「岩もね、二週間すると来ますだよ」と云う。「兵隊に出すのが嫌だなンか云うことァ出来ねえだ。何でも大きくなる時節で、天子様も国を広くなさるだから」と云う。
誰が教えたのかしら。
(同 十二月一日)
生死
霜無く、風無く、雲無く、静かな寂かな小春の日。
昨夜、台所の竈台の下の空籠の中で、犬のピンがうめいたり叫んだりして居たが、到頭四疋子を生んだ。茶色が二疋、黒が二疋、あの小さな母胎からよく四疋も生れたものだ。つい今しがた母胎を出たばかりなのに、小猫の様な啼声を出して、勢猛に母の乳にむしゃぶりつく。