후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
二
白は纏綿として後になり先きになり、果ては主人の足下に駆けて来て、一方の眼に牝犬を見、一方の眼に主人を見上げ、引きとめて呉れ、媒妁して下さいと云い貌にクンクン鳴いたが、主人はもとより如何ともすることが出来なかった。
其秋白の主人は、死んだ黒のかわりに彼牝犬の子の一疋をもらって来て矢張其れを黒と名づけた。白は甚不平であった。黒を向うに置いて、走りかゝって撞と体当りをくれて衝倒したりした。小さな黒は勝気な犬で、縁代の下なぞ白の自由に動けぬ処にもぐり込んで、其処から白に敵対して吠えた。然し両雄並び立たず、黒は足が悪くなり、久しからずして死んだ。而して再び白の独天下になった。可愛がられて、大食して、弱虫の白はます/\弱く、鈍の性質はいよ/\鈍になった。よく寝惚けて主人に吠えた。主人と知ると、恐れ入って、膝行頓首、亀の様に平太張りつゝすり寄って詫びた。わるい事をして追かけられて逃げ廻るが、果ては平身低頭して恐る/\すり寄って来る。頭を撫でると、其手を軽く啣えて、衷心を傾けると云った様にはアッと長い/\溜息をついた。
二
死んだ黒の兄が矢張黒と云った。遊びに来ると、白が烈しく妬んだ。