후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
下
衆議院議員の選挙権位は有って居る家の息子や主人が掃除に行く。東京を笠に被て、二百万の御威光で叱りつくる長屋のかみさんなど、掃除人の家に往ったら、土蔵の二戸前もあって、喫驚する様な立派な住居に魂消ることであろう。斯く云う彼も、東京住居中は、昼飯時に掃除に来たと云っては叱り、門前に肥桶を並べたと云っては怒鳴ったりしたものだ。園芸を好んだので、糞尿を格別忌むでも賤むでもなかったが、不浄取りの人達を糞尿をとってもらう以外没交渉の輩として居た。来て其人達の中に住めば、此処も嬉し哀しい人生である。息子を兵役にとられ、五十越した与右衛門さんが、甲州街道を汗水滴らして肥車を挽くのを見ると、仮令其れが名高い吾儘者の与右衛門さんでも、心から気の毒にならずには居られぬ。而して此頃では、むッといきれの立つ堆肥の小山や、肥溜一ぱいに堆く膨れ上る青黒い下肥を見ると、彼は其処に千町田の垂穂を眺むる心地して、快然と豊かな気もちになるのである。
下
「新宿のねェよ、女郎屋でさァ、女郎屋に掃除を取りに行く時ねェよ、饂飩粉なんか持ってってやると、そりゃ喜ぶよ」
辰爺さんは斯う云うた。
同じ糞でも、病院の糞だの、女郎屋の糞だのと云うと、余計に汚ない様に思う。