후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
すべての意味に於ての不浄取りをするのだ。此辺の村でも、風儀は決して悪くない。甲州街道から十丁とは離れて居ぬが、街道筋の其れと比べては、村は堅いと云ってよい。男女の間も左程に紊れては居らぬ。然し他の不始末に対しては概して大目である。だから疵物でもずん/\片づいて行く。尤も疵物は大抵貧しい者にやられる。潔癖は贅沢だ。貧しい者は、其様な素生調に頓着しては居られぬ。金の二三十両もつければ、懐胎の女でももらう。もと誰の畑であっても、自分のものになればさっさと種を蒔く。先の蒔き残りのものがあっても、仔細なしに自分のにして了う。種を蒔くに必しも Virgin Soil を要しない。要するに東京の尻を田舎が拭う。田舎でも金もちが吾儘をして、貧しい者が後尻を拭うにきまって居る。何処までも不浄取りが貧しい農の運命である。
神は一大農夫である。彼は一切の汚穢を捨てず、之を摂取し、之を利用する。神程吝嗇爺は無い。而して神程太腹の爺も無い。彼に於ては、一切の不潔は、生命を造る原料である。所謂不垢不浄、「神の潔めたるものを爾浄からずとするなかれ」一切のものは土に入りて浄まる。