후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
林君以下きながしのくつろいだ姿で迎える。
斗満川辺の少しばかりの平地を拓いて、天幕が大小六つ張ってある。アイヌの小屋も一つある。林林学士を統領として、属員人夫アイヌ約二十人、此春以来此処を本陣として、北見界かけ官有針葉樹林の調査をやって居るのである。別天地の小生涯、川辺に風呂、炊事場を設け、林の蔭に便所をしつらい、麻縄を張って洗濯物を乾し、少しの空地には青菜まで出来て居る。
茶の後、直ぐ川を渡って針葉樹林の生態を見に行く。濶五間程の急流に、楢の大木が倒れて自然に橋をなして居る。幹を踏み、梢を踏み、終に枝を踏む軽業、幸に関翁も妻も事なく渡った。水際の雑木林に入ると、「あゝ誰れか盗伐をやったな」と林学士が云う。胡桃が伐ってある。木の名など頻に聞きつゝ、針葉樹林に入る。此林特有の冷気がすうと身を包む。蝦夷松や椴松、昔此辺の帝王であったろうと思わるゝ大木倒れて朽ち、朽ちた其木の屍から実生の若木が矗々と伸びて、若木其ものが径一尺に余るのがある。サルオガセがぶら下ったり、山葡萄が絡んだり、其自身針葉樹林の小模型とも見らるゝ、緑、褐、紫、黄、さま/″\の蘚苔をふわりと纏うて居るのもある。