후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
彼等の多くは無学である。彼等に教理を問うても、彼等は唯にこ/\と笑うて、立派な言葉で明かに答える事は出来ぬ。然し信仰を説く者必しも信仰を有つ者でない。信ずる彼等は確に其信仰に生きて居るのである。
信仰と生活の一致は、容易で無い。何れの信仰でも雑多な信者はある。世界の信者が其信仰を遺憾なく実現したら、世界は夙に無事に苦んで居る筈だ。天理教徒にも色々ある。財産を天理様に捧げてしまって、嬉々として労役者の生活をして居る者もある。天理教で財産を耗って、其報償を手あたり次第に徴集し、助けなき婆さんを窘めて店賃をはたる者もある。病気の為に信心して幸に痊ゆれば平気で暴利を貪って居る者もある。信徒の労力を吸って肥えて居る教師もある。然し斯せち鹹い世の中に、人知れず美しい心の花を咲かす者も随処にある。此春妻が三軒茶屋から帰るとて、車はなしひょろ/\する程荷物を提げて歩いて居ると、畑に働いて居た娘が、今しも小学校の卒業式から優等の褒美をもろうて帰る少年を追かけて呼びとめてくれたので、其少年に荷物を分けて持ってもろうて帰って来た。親切な人々と思うて聞いて見れば、それは天理教信者であった。