후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
労働が余所目に美しく見られる。日あたり風あたりが暴く、水も荒く、軽い土が耳の中鼻の中まで舞い込む余の住む武蔵野の百姓女なぞは中々、斯う美しくはして居られぬ。八年前余は独歩嵐山から高尾に来た時、時雨に降られて、梅が畑の唯有る百姓家にけ込んで簑を借りた。山吹の花さし出す娘はなくて、婆さんが簑を出して呉れたが、「おべゝがだいなしになるやろ」と云うので、余は羽織を裏返えしに着て、其上に簑を被り、帽子を傾けて高尾に急いだ。瓢箪など肩にして芸子と番傘の相合傘で帰って来る若い男等が、「ヨウ、勘平猪打の段か」などゝ囃した。
いよ/\高尾に来た。車を下りて、車夫に母を負うてもらい、白雲橋を渡って、神護寺内の見晴らしに上った。紅葉はまだ五六分と云う処である。かけ茶屋の一に上って、姉が心尽しの弁当を楽しく開いた。余等はまた土皿投げを試みた。手をはなれた土皿は、ヒラ/\/\と宙返りして手もとに舞い込む様に此方の崖に落ち、中々谷底へは届かぬ。色々の色に焦れて居る山と山との間の深い谷底を清滝川が流れて居る。川下が堰きとめられて緑礬色の水が湛え、褐色の落葉が点々として浮いて居る。