후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
ほおずき
一
ピンと名をつけて、五年来飼うて居る。其子孫も大分界隈に蕃殖した。一昨年から押入婿のデカと云う大きなポインタァ種の犬も居る。昨秋からは追うても捨てゝも戻って来る、いまだ名無しの風来の牝犬も居る。然し愚な鈍な弱い白が、主人夫妻にはいつまでも忘られぬのである。
白は大正七年一月十四日の夜半病死し、赤沢君の山の上の小家の梅の木蔭に葬られました。甲州に往って十年です。村の人々が赤沢君に白のクヤミを言うたそうです。「白は人となり候」と赤沢君のたよりにありました。「白」は幸福な犬です。
大正十二年二月九日追記
ほおずき
一
其頃は女中も居ず、門にしまりもなかった。一家総出の時は、大戸を鎖して、ぬれ縁の柱に郵便箱をぶら下げ、
○○行
夕方(若くは明午○)帰る
御用の御方は北隣△△氏へ御申残しあれ
小包も同断
月日 氏名
斯く張札して置いた。稀には飼犬を縁先きの樫の木に繋いで置くこともあったが、多くは郵便箱に留守をさした。帰って見ると、郵便箱には郵便物の外、色々な名刺や鉛筆書きが入れてあったり、主人が穿きふるした薩摩下駄を物数寄にまだ真新しいのに穿きかえて行く人なぞもあった。