후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
驟雨浴
高慢な心の角を折り、騒がしい気の遽たゞしさを抑えて、心静に※(「にんべん+爾」、第3水準1-14-45)の声低く語る教訓を聴かねばならぬ。
驟雨浴
両三日来、西の地平線上、甲相武信の境を造くる連山の空に当って、屡々黒雲が立った。遠寄の太鼓の様に雷も時々鳴る。黒雲の幕の中で、ぱっ/\と火花を散す様に、電光も射す。夕立が来ると云いながら、一滴も落ちずして二三日過ぎた。
土用太郎は涼しい彼の家でも九十一度と云う未曾有の暑気であった。土用二郎の今日は、朝来少し曇ったが、風と云うものはたと絶え、気温は昨日程上って居ないにも拘わらず、脂汗が流れた。
昼飯を食って汗になったので、天日で湯と沸いて居る庭の甕の水を浴び、籐の寝台に横になって新聞を見て居る内に、快い心地になって眠って了うた。
一寝入して眼をさますと、室内が暗くなって居る。時計を見ると、まだ二時廻ったばかりである。縁側に出て見た。南の方は明るく、午後二時の日がかん/\照って居るが、西の方が大分暗い。近村の二本松を前景にして、いつも近くは八王子在の高尾小仏、遠くて甲州東部の連峰が見ゆるあたりだけ、卵色の横幕を延いた様に妙に黄色になり、其上層は人を脅す様な真黯い色をして居る。