일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면

아오조라 문고

と他村の者が評する。耳の届く限り洋々たる歓声が湧いて、理屈屋の石山さんも今日はビラを書き/\莞爾上機嫌で居る。

彼等の来様が些晩かったので、三番叟は早や済んで居た。伊賀越の序幕は、何が何やら分からぬ間に過ぎた。彼等夫妻も拝殿から下りて、土間に割り込み、今幕があいた沼津の場面を眺める。五十円で買われて来た市川某尾上某の一座が、団十菊五芝翫其方退けとばかり盛に活躍する。お米は近眼の彼には美しく見えた。お米の手に持つ菊の花、飾った菊の植木鉢、それから借金取が取って掃き出す手箒も、皆彼の家から若者等が徴発して往ったのである。分かるも、分からぬも、観客は口あんごりと心も空に見とれて居る。平作は好かった。隣に座って居る彼が組頭の恵比寿顔した爺さんが眼を霑まして見て居る。頭上の星も、霜夜も、座下の荒莚も忘れて、彼等もしばし忘我の境に入った。やがてきり※(二の字点、1-2-22)※(二の字点、1-2-22)と舞台が廻る。床下で若者が五人がゝりで廻すのである。村芝居に廻り舞台は中々贅沢なものだ。

次ぎは直ぐ仇討の幕になった。狭い舞台にせゝこましく槍をしごいたり眉尖刀を振ったり刀を振り廻したりする人形が入り乱れた。