후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
ボア、パイゾンの長大なものでなく、食匙蛇、響尾蛇、蝮蛇の毒あるでもなく、小さい、無害な、臆病な、人を見れば直ぐ逃げる、二つ三つ打てば直ぐ死ぬ、眼の敵に殺さるゝ云わば気の毒な蛇までも、何故斯様に彼は恐れ嫌がるのであろう? 田舎の人達は、子供に到るまで、あまり蛇を恐れぬ。卵でも呑みに来たり、余程わるさをしなければ滅多に殺さぬ。自然に生活する自然の人なる農の仕方は、おのずから深い智慧に適う事が多い。
奥州の方では、昔蛇が居ない為に、夥しい鼠に山林の木芽を食われ、わざ/\蛇を取寄せて山野に放ったこともあるそうだ。食うものが無くて、蛇を食う処さえある。好きとあっては、ポッケットに入れてあるく人さえある。
悪戯に蛇を投げかけようとした者を已に打果すとて刀の柄に手をかけた程蛇嫌いの士が、後法師になって、蛇の巣と云わるゝ竹生島に庵を結び、蛇の中で修行した話は、西鶴の物語で読んだ。東京の某耶蘇教会で賢婦人の名があった某女史は、眼が悪い時落ちた襷と間違えて何より嫌いな蛇を握り、其れから信仰に進んだと伝えられる。糞尿にも道あり、蛇も菩提に導く善智識であらねばならぬ。
「世の中に這入かねてや蛇の穴」