일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면

아오조라 문고

都落ち

一

都落ち

一

二月ばかり経った。

明治四十年の一月である。ある日田舎の人が二人青山高樹町の彼が僑居に音ずれた。一人は石山氏、今一人は同教会執事角田新五郎氏であった。彼は牧師に招聘されたのである。牧師は御免を蒙る、然し村住居はしたい。彼は斯く返事したのであった。

彼は千歳村にあまり気がなかった。近いと聞いた玉川は一里の余もあると云う。風景も平凡である。使って居た女中は、江州彦根在の者で、其郷里地方には家屋敷を捨売りにして京、大阪や東京に出る者が多いので、の様に廉い地面家作の売物があると云う。江州――琵琶湖東の地、山美しく水清く、松茸が沢山に出て、京奈良に近い――大に心動いて、早速郷里に照会してもらったが、一向に返事が来ぬ。今時分田舎から都へ出る人はあろうとも、都から田舎にわざ/\引込む者があろうか、戯談に違いない、とうっちゃって置いたのだと云う事が後で知れた。江州の返事が来ない内、千歳村の石山氏は無闇と乗地になって、幸い三つばかり売地があると知らしてよこした。あまり進みもしなかったが、兎に角往って見た。

一は上祖師ヶ谷で青山街道に近く、一は品川へ行く灌漑用水の流れに傍うて居た。