후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
村入
兎も角もランプをつけて、東京から櫃ごと持参の冷飯で夕餐を済まし、彼等夫妻は西の六畳に、女中と三吉は頭合せに次の六畳に寝た。
明治の初年、薩摩近い故郷から熊本に引出で、一時寄寓して居た親戚の家から父が買った大きな草葺のあばら家に移った時、八歳の兄は「破れ家でも吾家が好い」と喜んで踊ったそうである。
生れて四十年、一反五畝の土と十五坪の草葺のあばら家の主になり得た彼は、正に帝王の気もちで、楽々と足踏み伸ばして寝たのであった。
村入
引越の翌日は、昨日の温和に引易えて、早速田園生活の決心を試すかの様な烈しいからッ風であった。三吉は植木を植えて了うて、「到底一年とは辛抱なさるまい」と女中に囁やいて帰って往った。昨日荷車を挽いた諸君が、今日も来て井戸を浚えてくれた。家主の彼は、半紙二帖、貰物の干物少々持って、近所四五軒に挨拶に廻った。其翌日は、石山氏の息子の案内で、一昨、昨両日骨折ってくれられた諸君の家を歴訪して、心ばかりの礼を述べた。臼田君の家は下祖師ヶ谷で、小学校に遠からず、両角田君は大分離れて上祖師ヶ谷に二軒隣り合い、石山氏の家と彼自身の家は粕谷にあった。