후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
二
彼も一度は爺さんの生活ぶりを見たいと思いながら、何や角と延ばして居る内に、到頭爺さんの住む山中まで汽車が開通して了った。そこで彼は妻、女を連れてあたふた武蔵野から北海道へと遊びに出かけた。
左に掲ぐるは、訪問記の数節である。
二
「北海道十勝の池田駅で乗換えた汽車は、秋雨寂しい利別川の谷を北へ北へまた北へ北へと駛って、夕の四時※別駅に着いた。明治四十三年九月二十四日、網走線が※別まで開通した開通式の翌々日である。
今にはじめぬ鉄道の幻術、此正月まで草葺の小屋一軒しかなかったと聞く※別に、最早人家が百戸近く、旅館の三軒料理屋が大小五軒も出来て居る。開通即下のごったかえす※別館の片隅で、祝の赤飯で夕飯を済まし、人夫の一人に当年五歳の女児鶴、一人に荷物を負ってもらい、余等夫婦洋傘を翳してあとにつき、斗満の関牧場さして出かける。
新開町の雑沓を後にして、道は直ぐ西に蒼い黄昏の煙に入った。やがて橋を渡る。※別橋である。開通を当に入り込んだ人間が多く仕事が無くて困ると云う人夫の話を聞きながら、滑りがちな爪先上りの路を、懐中電燈の光に照らして行く。雨は止んで、日はとっぷり暮れた。