후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
四五丁走って、懇意の車屋を頼み、翁のあとを追いかけさせた。
翁は斗満に帰ってから、実桜の苗二本送って呉れた。其夏久しく気にかけて居た余作君の結婚が済んだ事を報じてよこした。其秋の九月二十六日は雨だった。一周年前彼等が斗満に着いた其翌日も雨だった。彼はこんな出たらめを翁に書き送った。
去年の今日も斯くは降りきと秋の雨
眺めて独君をしぞおもふ
程なく翁から其雑著出版の事を依頼して来た。此春翁と前後して北へ帰った雁がまた武蔵野の空に来鳴く時となった。然し春の別れの宣言の如く、翁は再び斗満を出なかった。秋から冬にかけて、翁は心身の病に衰弱甚しく、已に覚期をした様であったが、年と共に玉の緒新に元気づき、わずかに病床を離るゝと直ぐ例の灌水をはじめ、例の細字の手紙、著書の巻首に入る可き「千代かけて」の歌を十三枚、著書を配布す可き二百幾名の住所姓名を一々明細に書いて来た。翁にとりては此が形見のつもりであったのである。
「命の洗濯」「命の鍛錬」「旅行日記」「目ざまし草」「関牧場創業記事」「斗満漫吟」をまとめて一冊とした「命の洗濯」は、明治四十五年の三月中旬東京警醒社書店から発行された。