후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
芝生の上
此事を言ひて地に唾きし、唾にて土を和き、其泥を瞽者の目に塗り、彼に曰ひけるは、シロアムの池に往きて洗へ。彼則ち往きて洗ひ、目見ることを得て帰れり。」
耶蘇程の霊力があるなら、巳代吉の唖は屹度癒る。年来眼の前に日々此巳代吉に現わるゝ謎を見ながら、哀しいかな不信軽薄の余には、其謎を解き其舌の縛を解く能力が無い。彼がデデンと呼んで来れば、デデンと応ずるまでゝある。
*
淋しい元日であった。
あまり淋しいので、夜隣家の人々を案内にやったら、皆浪花節に出かけて留守だった。
(明治四十四年)
芝生の上
正月に入って、連日美晴。
庭を歩くと、吹くともない風が冷やり/\顔を撫でる。日はほか/\と暖かい。杉は鳶色になり、松は微黄を帯び、裸になった楓の枝には、四十雀が五六羽、白頬の黒頭を傾げて見たり、ヒョイ/\と枝から枝に飛んだりして居る。地蔵様の影が薄すら地に落ちて居る。
デカとピンとチョンが、白茶のフラシ天の敷物を敷きつめた様な枯れて乾いた芝生に悠々と寝そべり、満身に日を浴びながら、遊んで居る。過去は知らず、将来は知らず、現在の彼等は幸福である。