후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
貧しい家が扶持とりに里子をとるばかりでなく、有福な家でも里子をとり、それなりに貰ってしまうのが少なくない。其まゝに大きくして、内のにするのが多い。所謂「蕾からとる花嫁御」である。一家総労働の農家では、主僕の間に隔がない様に、実の娘と養女の間に格別の差等はない。養われた子女が大きくなっても、別に東京恋しとも思わず、東京に往っても直ぐ田舎に帰って来る。
都会に近い田舎の事で、何の家も多少の親類を東京に有って居る。村の祭には東京からも遊びに来る。農閑の季節には、田舎からも東京に遊びに行く。辰爺さんは浅草に親類がある。時々遊びに行くが、帰ると溜息ついて曰く、全く田舎が好えナ、浅草なンか裏が狭くて、雪隠に往っても鼻ア突つく、田舎に帰ると爽々するだ、親類のやつが百姓は一日にいくら儲かるってきくから、こちとらは帳面なンかつけやしねえ、年の暮になりゃ足りた時は足りた、剰らねえ時は剰らねえンだ、って左様云ってやりましたよ、と。
東京に往けば、人間に負けます、と皆が云う。麦の穂程人間の顔がある東京では、人間の顔見るばかりでも田舎者はくたびれて了う。其処に電話の鈴が鳴る。