일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면

아오조라 문고

四

昨秋以来鼬の難にかゝることこゝに五たびだ。前度に懲りて、鶏舎の締りを厳重にしたが、外にしめ出しては詮方が無い。梨の木の下に埋葬。

午後東京から来た学生の一人が、天皇陛下今暁一時四十三分崩御あらせられたと云う事を告げた。

陛下崩御――其れは御重態の報伝わって以来万更思い掛けぬ事ではなかったが。

園内を歩いて陛下の御一生を思うた。

東の方を見ると、空も喪装をしたのかと思われて、墨色の雲が東京の空をうち覆うて居る。暮れ方になって降り出した。

四

七月三十一日。

欝陶しく、物悲しい日。

新聞は皆黒縁だ。不図新聞の一面に「睦仁」の二字を見つけた。下に「先帝御手跡」とある。孝明天皇の御筆かと思うたのは一瞬時、陛下は已に先帝とならせられたのであった。新帝陛下の御践祚があった。明治と云う年号は、昨日限り「大正」と改められる、と云う事である。

陛下が崩御になれば年号も更る。其れを知らぬではないが、余は明治と云う年号は永久につゞくものであるかの様に感じて居た。余は明治元年十月の生れである。即ち明治天皇陛下が即位式を挙げ玉うた年、初めて京都から東京に行幸あった其月東京を西南に距る三百里、薩摩に近い肥後葦北の水俣と云う村に生れたのである。