후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
紅葉狩
余等はこれから秋田、米沢、福島を経て帰村す可く汽車の旅をつゞけた。
紅葉狩
紅葉
嫁いで京都に往って居る季の女の家を訪うべく幾年か心がけて居た母と、折よく南部から出て来た寄生木のお新お糸の姉妹を連れて、余の家族を合せて同勢六人京都に往った。松蕈に晩く、紅葉には盛りにちと早いと云う明治四十三年の十一月中旬。
京都に着いて三日目に、高尾槇尾栂尾から嵐山の秋色を愛ずべく、一同車を連ねて上京の姉の家を出た。堀川西陣をぬけて、坦々たる白土の道を西へ走る。丹波から吹いて来る風が寒い。行手には唐人の冠を見る様に一寸青黒い頭の上の頭をかぶった愛宕山が、此辺一帯の帝王貌して見下ろして居る。御室でしばらく車を下りる。株立ちの矮い桜は落葉し尽して、からんとした中に、山門の黄が勝った丹塗と、八分の紅を染めた楓とが、何とも云えぬ趣をなして居る。余は御室が大好きである。直ぐ向うのならびが岡の兼好が書いた遊びずきの法師達が、児を連れて落葉に埋めて置いた弁当を探して居やしないか、と見廻わしたが、人の影はなくて、唯小鳥の囀る声ばかりした。
車は走せて梅が畑へ来た。柴車を挽いて来るおばさんも、苅田をかえして居る娘も、木綿着ながらキチンとした身装をして、手甲かけて、足袋はいて、髪は奇麗に撫でつけて居る。