일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면

아오조라 문고

本家から持ち出したものは、少しずつ本家へ還って往った。新家は博徒破落戸の遊び所になった。博徒の親分は、人目を忍ぶに倔強な此家を己が不断の住家にした。眼のぎろりとした、胡麻塩髯の短い、二度も監獄の飯を食った、丈の高い六十爺の彼は、村内に己が家はありながら婿夫婦を其家に住まして、自身は久さんの家を隠れ家にした。昼は炉辺の主の座にすわり、夜は久さんのおかみと奥の間に枕を並べた。久さんのおかみは亭主の久さんに沢庵で早飯食わして、僕かなんぞの様に仕事に追い立て、あとでゆる/\鰹節かいて甘い汁をこさえて、九時頃に起き出て来る親分に吸わせた。親分はまだ其上に養生の為と云って牛乳なぞ飲んだ。

「俺ァ嬶とられちゃった」と久さんは人にこぼしながら、無抵抗主義を執って僕の如く追い使われた。戸籍面の彼の子供は皆彼を馬鹿にした。久さんのおかみは「良人が正直だから、良人が正直だから」と流石に馬鹿と云いかねて正直と云った。東隣のおとなしい媼さんも「久さん、お広さんは今何してるだンべ?」などからかった。久さんは怪訝な眼を上げて、「え?」と頓狂な声を出す。「何さ、今しがたお広さんがね、甜瓜を食ってたて事よ、ふ※(二の字点、1-2-22)※(二の字点、1-2-22)※(二の字点、1-2-22)」と媼さんは笑った。