후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
画は此船が任務を果してまた東へ帰り去る光景を描いた。海原の果には、最早小さく小さくなった船が、陸から吹く追手風に帆を張って船脚軽く東へ走って居る。短い草が生えて、岩石の処々に起伏した浜にはピルグリムの男女の人々が、彼処に五六人、此処に二三人、往く船を遙に見送って居る。前景に立つ若い一対の男女は、伝説のジョン、アルデンとメーリー、チルトンででもあろうか。二人共まだ二十代の立派な若い同士。男は白い幅濶の襟をつけた服を着て、ステッキをついた左の手に鍔広のピュリタン帽を持つ右の手を重ね、女は雪白のエプロンをかけて、半頭巾を冠り、右の手は男の腕に縋り、半巾を持った左の手をわが胸に当てゝ居る。二人の眼はじっと遠ざかり行くメェフラワァ号の最後の影に注がれて居る。メェフラワァは故国との最後の連鎖である。メェフラワァの去ると共に故国の縁は切れるのである。なつかしい過去、旧世界、故国、歴史、一切の記念、其等との連鎖は、彼船脚の一歩※(二の字点、1-2-22)※(二の字点、1-2-22)に切れて行くのである。彼等の胸は痛み、眼には涙が宿って居るに違いない。然しながら彼等は若い。