후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
本当だ。山葡萄をちぎっては猿に気の毒、コクワを採っては熊に気の毒、深林を開いてはアイヌに気の毒なのも、自然である。そこで余は思った、熊一変せばアイヌに到らん、アイヌ一変せば日本人に到らん、日本人一変せば悪魔に到らん。余はアイヌを好む。尤も熊を好む。
天幕を出る時ぽと/\落ちて居た雨は止み、傘を翳す程にもなかった。炭焼君の家で昼の握飯を食って、放牧場の端から二たび斗満上流の山谷を回顧し、ニケウルルバクシナイに来ると、妻は鶴子を抱いて駄馬に乗った。貢君が口綱をとって行く。後から仔馬がひょこ/\跟いて行く。時々道草を食って後れては、遽てゝ駈け出し追ついて母馬の横腹に頭をすりつける様にして行く。関翁と余と其あとから此さまを眺めつゝ行く。斯くて午後二時駅逓に帰った。
関翁は過日来足痛で頗行歩に悩んで居られると云うことをあとで聞いた。それに少しも其様な容子も見せず、若い者並に四里の往復は全く恐れ入った。
此夕台所で大きな甘藍を秤にかける。二貫六百目。肥料もやらず、移植もせぬのだから驚く。関翁が家の馳走で、甘藍の漬物に五升藷(馬鈴薯)の味噌汁は特色である。斗満で食った土のものゝ内、甘藍、枝豆、玉蜀黍、馬鈴薯、南瓜、蕎麦、大根、黍の餅、何れも中々味が好い。