일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면

아오조라 문고

然し看板を出した慾張り屋の与右衛門さんは、詐を云わぬ、いかさまをせぬ。それから彼は作代に妻をもたせて一家を立てゝやったり、義弟が脚部に負傷したりすると、荷車にのせて自身挽いて一里余の道を何十度も医者へ通ったり、よく縁者の面倒を見る。与右衛門さんに自慢話がある。東京者が杉山か何か買って木を伐らした時、其木が倒れて誤って隣合って居る彼与右衛門が所有林の雑木の一本を折った。最初無断で杉を伐りはじめたのであった。与右衛門さんは例の毛虫眉をぴりりとさせて苦情を持込んだ。御自分に御買いになった木を御伐りになるに申分は無いが、何故此方の山の木まで御折りになったか、金が欲しくて苦情を申すでは無い、金は入りません、折れた木を元の様にして戴きたい。思いがけない剛敵に出会して、東京者も弱った。与右衛門さんは散々並べて先方を困らせぬいた揚句、多分の賠償金と詫言をせしめて、やっと不承した。右は東京者に打勝った与右衛門さんの手柄話の一節である。与右衛門さんは、東京者に此手で行くばかりでなく、近所隣までも此の筆法で行く。そこで与右衛門さんを憚って、其の地所の隣地に一寸した事をするにも、屹度わたりをつける。