후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
其葬式には最初私共に千歳村を教えた「先輩の牧師」も東京から来て、「下曾根信守之墓」「我父の家には住家多し」と云う墓標の文字も其人の筆で書かれました。
其葬式には、塚戸小学校の前校長H君も来て居ました。Hさんは越後の人、上野の音楽学校の出で、漢文が得意です。明治二十九年に千歳村に来て小学校長となり、在職二十五年の長きに及びました。村人として私共より十二年も前です。私共夫妻が最初千歳村に来て、ある小川の流れに菜を洗う女の人に道問うた其れはH夫人であったそうです。私共が外遊から帰って来ると、H君は二十五年の小学校奉仕を罷めて、六十近く新に進出の路を求めねばならぬ苦境に居ました。其後帝大に仕事を見出し、日々村から通うて居ましたが、このたび都合により吉祥寺の長男の家と一つになると謂うて告別に来たのは、つい此新甞祭の当日でした。地下に他郷に古い顔馴染が追々遠くなるのは淋しいものです。
村の名物が段々無くなります。本文の「葬式」に出た粕谷で唯一人の丁髷の佐平爺さんも亡くなり、好人の幸さんも亡くなりました。文ちゃんの爺さんも亡くなりました。文ちゃんは稼ぎ人で、苦しい中から追々工面をよくし、古家ながら大きな家を建てゝ、其家から阿爺の葬式も出しました。