후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
和寒、剣淵、士別あたり、牧場かと思わるゝ広漠たる草地一面霜枯れて、六尺もある虎杖が黄葉美しく此処其処に立って居る。所謂泥炭地である。車内の客は何れも惜しいものだと舌鼓うつ。
余放吟して曰く、
泥炭地耕すべくもあらぬとふさはれ美し虎杖の秋
士別では、共楽座など看板を上げた木葉葺の劇場が見えた。
午後三時過ぎ、現在の終点駅名寄着。丸石旅館に手荷物を下ろし、茶一ぱい飲んで、直ぐ例の見物に出かける。
旭川平原をずっと縮めた様な天塩川の盆地に、一握りの人家を落した新開町。停車場前から、大通りを鍵の手に折れて、木羽葺が何百か並んで居る。多いものは小間物屋、可なり大きな真宗の寺、天理教会、清素な耶蘇教会堂も見えた。店頭で見つけた真桑瓜を買うて、天塩川に往って見る。可なりの大川、深くもなさそうだが、川幅一ぱい茶色の水が颯々と北へ流れて居る。鉄線を引張った渡舟がある。余等も渡って、少し歩いて見る。多いものはブヨばかり。倒れ木に腰かけて、路をさし覆う七つ葉の蔭で、真桑瓜を剥いた。甘味の少ないは、争われぬ北である。最早日が入りかけて、薄ら寒く、秋の夕の淋しさが人少なの新開町を押かぶせる様に四方から包んで来る。