일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면

아오조라 문고

広沢の池の水が乾されて、鮒や、鰌が泥の中にばた/\して居た。

嵐山の楓は高尾よりもまだ早かった。嵐山其ものと桂川とは旧に仍って美しいものであったが、川の此岸には風流に屋根は萩で葺いてあったが自働電話所が出来たり、電車が通い、汽車が通い、要するに殺風景なものになり果てた。最早三船の才人もなければ、小督や祇王祇女仏御前もなく、お半長右衛門すらあり得ない。

「暮れて帰れば春の月」と蕪村の時代は詩趣満々であった太秦を通って帰る車の上に、余は満腔の不平を吐く所なきに悶々した。

斯く云う自分も其仲間だが、何故我日本国民は斯く一途になるであろう乎。彼は中々感服家で、理想実行家である。趣味の民かと思うたら、中々以て実利実功の民である。東叡山を削平して、不忍の池を埋めると意気込み、西洋人の忠告によって思いとまった日本人は、其功利の理想を盛に上方に実行して居る。億万円にも代えられぬ東山の胴をくりぬいて琵琶湖の水を引張って見たり、鴨東一帯を煙と響と臭に汚してしまったり、狭い町内に殺人電車をがたつかせたり、嵐山へ殺風景を持込んだり、高尾の山の中まで水力電気でかき廻わしたり、努力、実益、富国、なんかの名の下に、物質的偏狂人の所為を平気にして居る。