후리가나로 읽는 일본 고전
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
徳冨 健次郎의 みみずのたはこと(みみずのたわこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 265,437자 · 530화면
数多い帝都の出版者の中に就て、私は野村君が殊に福永書店を択んで「みみずのたはこと」を譲った事を喜ぶ。福永書店は私の「新春」と共に生れ出でた書店である。「新春」は小さいながらも私にとりては半生の総計である。「新春」は何処から生れる? 土から生れる。私を「新春」に導いたのは土の生活である。私の土の生活の第一所産が「みみずのたはこと」である。「みみずのたはこと」を花とすれば、「新春」が実である。花が実になる、これ程自然な事があろうか。「みみずのたはこと」は「新春」の書店に於て当さに其行く可き所に行ったものと云わねばならぬ。更に縁起を云えば「新春」は「百〇一の歌」を以て結ばれて居る。「百〇一」の歌を以て結ばれた「新春」の書店に移った「みみずのたはこと」が百〇一版から始まるも面白い因縁ではあるまいか。生命はまことに環の端なきものである。
私は「みみずのたはこと」が「新春」と共に尚読まれんことを望む。
大正九年九月二十三日
徳富健次郎
復活百〇八版
「みみずのたはこと」の巻首に
大正十二年九月一日東京の大震大火で、銀座尾張町の福永書店も丸焼になり、同書店版の私の著書一切及び諸処に預けてあった紙型の大部分が焼けました。