후리가나로 읽는 일본 고전
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
柳田 国男의 地名の研究(ちめいのけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,308자 · 347화면
その中の黄牛に田器を負わせて田舎に将往かんとすとあって、田舎の二字をいつの頃よりかイナカと訓ませている。『書紀』ができてからすでに千三百年以上になるが、今もってこの語の範囲が判然と分らない。前年肥後の天草下島の大江村において古い村絵図を見たことがある。この村は三百年来の切支丹がたくさん隠れて住んでいた僻村である。西に小さな湾を控えた簡単な一盆地で、人家は大方周囲の山の裾に構えられ、道路も本線は麓に沿い耕作地を潰さぬ工夫がしてある。地図を見ると、中央の田のある部分をイナカと書いている。現在の地形と比べて見て自分はこの語の本の意味を理解したような気がした。イナカはすなわちイの中で、イとは民居すなわち家居の居であろう。『万葉』の歌に春霞ゐの上ゆ只に路はあれど云々とある井上は堰に臨んだ山路とも見えぬことはないが、それではその路が近いということも感じにくく、また少々突然のような気もする。これもやはり民居の上で、今ならば裏の山路を越えれば近いが、逢いたさに迂回をするとでもいうべき情合いであろう。
昔は今でいう田舎それ自身の中において、特に田舎者がイナカと名づけた地域があった。