일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ちめいのけんきゅう

地名の研究

柳田 国男

柳田 国男의 地名の研究(ちめいのけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,308자 · 347화면

아오조라 문고

一〇

一〇

そこで最後にただ一言、近年の人文地理なるものの成長ぶりを批評してみたい。以前私などの学校にいた頃にも、こういう名の学問はあるにはあったが、それはただ統計の要約でありないしは現状の記述に止まっていた。しかるに人が一たび何ゆえにかくのごとくであるかを訝り問わんとするに及んで、学問それ自身がかなり煩悶をしたようである。大地の表面は隅から隅まで、ことごとく人類去来の足跡であり、無名の彫塑家の篦の痕であるはずだが、それがどういう順序と計劃の下に行われたかに至っては、多分の臆断を傭わざればこれを説明するに由なかったのである。そのためにせっかく事実の観測を足場とする自然科学が、ここに来ると忽然として「先生の仰せある通り」という昔風の賢人崇拝に陥る懸念があった。地名はこれに対しては一つの有力な救いの綱である。ことに日本のごとく豊富なる資料を擁し、しかも今日まで蓋を明けてもみなかった国では、この学問の未知数はまずすこぶる頼もしいものである。億を越えるかと思うこの我々の地名は、いかに微小なものでも一つ一つ、人間の意思に成らぬものはない。始めてこれを命名した者の判断と批評とがその群の大部分によって是認せられ、遵奉せられたという事実だけは立証している。