후리가나로 읽는 일본 고전
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
柳田 国男의 地名の研究(ちめいのけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,308자 · 347화면
薩摩の海門岳の南麓にも児水という清水によって地名を得た村があって、これを岡児水及び浜児水の二区に分っている。
これらの区別をもって、単に隔絶した二集団に、おのおの地形相当の名を附しただけと見るのは誤りである。自分の見るところでは岡方・浜方の二部落が隔絶することは、地名の原因にあらずして、むしろ地名を生ずるに至ったある一原因の他の結果である。語を換えて言わば岡方の百姓はかねて浜方の百姓をする訳には行かなかった。二三男の余分の労力を分家する場合にも別村の岡方に入り込むまでも、ただちに自村の浜へ出て住むことはむつかしかった。嫁を迎え聟を取るにも同じことで、なるべくは土地状況の共通な村方と縁組して、二十歳も越えたものに新たに仕事の繰廻し方から年中行事までを、教えてかからねばならぬ面倒を避けるのは当然の話である。ゆえにかりに最初は一家から分れた二部落であっても、いつとなく互いに他所のごとく見るようになりやすいのである。この差別は海から入り込んだ内地にもある。岡方といっても必ずしも畑場のみではなく、清水を掛けて棚田を作るはもちろん、時としては屋敷は丘陵に構えておいて、下りて居中の田を作る百姓もあろうが、総別高い地に村を占めた農家は、どうしても米作に専心することができぬ。