후리가나로 읽는 일본 고전
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
柳田 国男의 地名の研究(ちめいのけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,308자 · 347화면
つまりはいずれの城下町でも城廓本位から商売本位に遷るために、多少不自然な変更を加えるまでも、いったん発生した町をほかへ移すことはなく、地形の拘束を受けながらそのまま成長したものである。従って奥羽に数多きタテの中で、町にもならずに淋しく残っているものは、砦として久しく拠るに適しなかったか、または根小屋を控えるだけの勢力を持たなかった武士、今なら中流の地主ともいうべき小名の住んでいた処であろう。もっとも町は時として昔の場処から三町五町と動いている例がないではない。総体に村は低い方へ下り、町は高みへ登って行く傾きがあるかと思う。すなわち前者は分散し後者は集合せんとするからである。しかしそれとても地形が許さずば是非がない、岡の上の平地、俗にいう高台の多いのは関東・奥羽の特色である。西部諸国では城山の形式がよほど違う。山が険阻で尖っていれば、仕方がないから麓に町が固まる。但馬の出石が城山に東南を塞がれ、竹田の町が西を閉されて、窮屈に固まっているのなどはその例である。丹後の舞鶴、奥州の二本松のような、馬蹄形の町もかくのごとくにしてできる。分内広くして市街が今いっそう大きくなれば、徳島・松山・宇和島などのごとく、甍の波の中に城山が一孤島のごとく漂っている。