후리가나로 읽는 일본 고전
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
柳田 国男의 地名の研究(ちめいのけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,308자 · 347화면
薩州西海岸の南部すなわち日置郡の旧阿多地方の吹上はすばらしいものである。二三十年の砂防林の松が頭だけ埋め残されて、栽えたばかりの小松のように見える。近頃まで土地の人は見もしないくせに、この砂は支那の揚子江の砂だなどといっていたのを、何とかいう雇外国人が来て、これはことごとくこの国北境に近く流るる川内川の砂、すなわち霧島の西側から出るものだと断定したという。すなわち川の口からいったん甑島の列島まで押し出した砂を、さらに北西の風と浪とが打ち返して南隣の迷惑の種を積むのである。この点は論より証拠、砂の検鏡または分析をするまでに学問が進めば判ることである。次に第二の点において、砂嘴の方向と測候所の風位報告と合わぬことがあってもこれも驚くに足らぬ。前の甑島の例でも察せられるごとく山の上の風見の鴉ばかりでは砂の行く先はきめられぬ。島または山に吹き当てた風は必ず屈曲する。これを日本の古い語ではシマキといっている。シマキは多分島巻の義で、越前の荒島岳などのように内地に屹立した山でも、やはりこの現象が深く注意せられ、こうした山にはよく風の神が祭ってある。駿河の久能の山彙あるいは越後の弥彦のごとき海に面して横たわり臥せる山ではかりにまともに沖から吹き当てる風でも、この山の附近においては横に流れて浜に沿うた風となる。