후리가나로 읽는 일본 고전
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
柳田 国男의 地名の研究(ちめいのけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,308자 · 347화면
思うに鉄砲使用以前には矢を放ちて祝したものだろう。これら古今の例はすべて山中で矢を用いて神を祭ることを示すのみでその由来を明らかにするには足らぬが、自分の臆測では、その矢はやがて山神と境を劃して相守るの意を含むこと、山口の祭と同じからんと思う。山口祭は古い祭である。山に入って採樵せんとする者がいわば山神の領分を侵さんとする一つの言訳である。しこうしてもしこの祭に矢を用いたとするも、狩猟に際し単に持ち合せた品を献ずるの趣旨ではなくて、別に意味があるはずである。境に矢を立てるは串刺の意であろう。かく思う所以は次に挙げる二の口碑の偶合するがためである。
イ 下総香取郡久賀村大字次浦の民有山林中に径三間高一丈ばかりの塚がある。塚の名を矢指塚という。伝え言う、源頼義父子奥州より凱旋の途次、上総の海岸に上陸したる折、征矢百本を取り一里(小道)ごとに一本の矢を指したるに、九十九にして一本残りたればこの塚に埋む。俚謡あり曰く「九十九里矢指が浦に来て見れば一浦足らでそこが次浦」云々(香取郡誌)。
ロ 肥後下益城郡豊田村大字塚原には塚所々にあり。俚俗伝えていう。この塚は百ヶ所にありといえども百本の串を作りて塚ごとに一本ずつ立つるに一本は必ず残る。