후리가나로 읽는 일본 고전
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
柳田 国男의 地名の研究(ちめいのけんきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 176,308자 · 347화면
今はどうか知らぬが大学の地理の教室からも、かつてそういう声の洩れ聞えたことがあった。たとえば神保小虎博士などは、アイヌ語に興味をもって北海道の地名をよく調べられたが、おおよそ何が判らぬと言っても日本の地名ほど不可解なものはないということを、しばしば人に向って言われたことがあった。私の地名研究は実は神保博士の激励の賜と言ってもよかった。私の感じたところでは、狂人の言といえどもよく聴いていると何か趣意がある。ましてや正気な人のしかも多数、甲が唱え乙丙丁がこれに賛同した言語の適用にして、理由のなかったもの、無茶を言おうとしたものがあろうはずはない。それが知れないというのは歴史の埋没を意味する。今日汗牛充棟の歴史の書はあるけれども、まだまだ我々には学べば学ばるる新しい過去の知識が、しこたま潜んでいるということをこの地名の不可解が教訓しているのである。そんならやってみようかという気になったのは、感謝すべき先輩の刺戟であった。だから私は同じ日本人の血を分った者の、後になって新たに拓いて行ける未開地が、今まで囲われて保存せられていたことを、また一つのこの研究の大なる特徴に算えようとするのである。