후리가나로 읽는 일본 고전
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
森 鴎外의 渋江抽斎(しぶえちゅうさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,525자 · 334화면
その三十六
尋いで弘化三年十一月二十二日に至って、忠兵衛は隠居して、日野屋の家督を僅に二歳になった抽斎の三女棠に相続させ、自分は金座の役人の株を買って、広瀬栄次郎と名告った。
五百の姉安を娶った長尾宗右衛門は、兄の歿した跡を襲いでから、終日手杯を釈かず、塗物問屋の帳場は番頭に任せて顧みなかった。それを温和に過ぐる性質の安は諌めようともしないので、五百は姉を訪うてこの様子を見る度にもどかしく思ったが為方がなかった。そういう時宗右衛門は五百を相手にして、『資治通鑑』の中の人物を評しなどして、容易に帰ることを許さない。五百が強いて帰ろうとすると、宗右衛門は安の生んだお敬お銓の二人の女に、おばさんを留めいという。二人の女は泣いて留める。これはおばの帰った跡で家が寂しくなるのと、父が不機嫌になるのとを憂えて泣くのである。そこで五百はとうとう帰る機会を失うのである。五百がこの有様を夫に話すと、抽斎は栄次郎の同窓で、妻の姉壻たる宗右衛門の身の上を気遣って、わざわざ横山町へ諭しに往った。宗右衛門は大いに慙じて、やや産業に意を用いるようになった。
その三十六
森枳園は大磯で医業が流行するようになって、生活に余裕も出来たので、時々江戸へ出た。