후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しぶえちゅうさい
渋江抽斎
森 鴎外의 渋江抽斎(しぶえちゅうさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,525자 · 334화면
その百十三
これは初め商売を始めようと思って土著したのではなく、唯稲葉という家の門の片隅に空地があったので、そこへ小家を建てて住んだのであった。さてこの家に住んでから、稲葉氏と親しく交わることになり、その勧奨に由って砂糖店をば開いたのである。また砂糖店を閉じた後に、長唄の師匠として自立するに至ったのも、同じ稲葉氏が援助したのである。
本所には三百石取以上の旗本で、稲葉氏を称したものが四軒ばかりあったから、親しくその子孫について質さなくては、どの家かわからぬが、陸を庇護した稲葉氏には、当時四十何歳の未亡人の下に、一旦人に嫁して帰った家附の女で四十歳位のが一人、松さん、駒さんの兄弟があった。この松さんは今千秋と号して書家になっているそうである。
陸が小家に移った当座、稲葉氏の母と娘とは、湯屋に往くにも陸をさそって往き、母が背中を洗って遣れば、娘が手を洗って遣るというようにした。髪をも二人で毎日種々の髷に結って遣った。
さて稲葉の未亡人のいうには、若いものが坐食していては悪い、心安い砂糖問屋があるから、砂糖店を出したが好かろう、医者の家に生れて、陸は秤目を知っているから丁度好いということであった。