후리가나로 읽는 일본 고전
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しぶえちゅうさい
渋江抽斎
森 鴎外의 渋江抽斎(しぶえちゅうさい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,525자 · 334화면
その九十五
そこで二十日に五百は水木と保とを連れて浦和へ往った。
これより先保は高等師範学校に入ることを願って置いたが、その採用試験が二十二日から始まるので、独り先に東京に帰った。
その九十五
保が師範学校に入ることを願ったのは、大学の業を卒うるに至るまでの資金を有せぬがためであった。師範学校はこの年始て設けられて、文部省は上等生に十円、下等生に八円を給した。保はこの給費を仰がんと欲したのである。
然るに此に一つの障礙があった。それは師範学校の生徒は二十歳以上に限られているのに、保はまだ十六歳だからである。そこで保は森枳園に相談した。
枳園はこの年二月に福山を去って諸国を漫遊し、五月に東京に来て湯島切通しの借家に住み、同じ月の二十七日に文部省十等出仕になった。時に年六十六である。
枳園はよほど保を愛していたものと見え、東京に入った第三日に横網町の下宿を訪うて、切通しの家へ来いといった。保が二、三日往かずにいると、枳園はまた来て、なぜ来ぬかと問うた。保が尋ねて行って見ると、切通しの家は店造で、店と次の間と台所とがあるのみで、枳園はその店先に机を据えて書を読んでいた。